自彊術

スマホ、タブレット、PC等による目の疲れを解消!自彊術第十二動

こんにちは、テイ坊です。

 
近年、スマホ、タブレット、PC等のIT機器はますます身近になり、使用時間は増え
る一方ですよね。

いろいろな情報を得たり便利なことが多い反面、姿勢の乱れ、目の疲れ等の副作用
があります。よく、目が疲れると目をこすることがありますが、この行為は目には
良くありません。そこで自彊術(じきょうじゅつ)第十二動です。自彊術は三十一
の動作からなる体操ですが、その中に目の体操があるのです。いろいろな健康体操
がありますが、目の体操が組み込まれているのは珍しいのではないでしょうか?

最初に注意しておきますが、目は人体の中でもデリケートな場所ですので、最初の
うちはソフトに行ってください。出来れば自彊術の教室で指導者に習ってから行う
のをおすすめします。

眼精疲労に悩まされている方に参考になる記事です。

それではよろしくお願いいたします。

スマホ、タブレット、PC等による目の疲れを解消する自彊術第十二動の方法

それでは、自彊術第十二動の方法を解説します。

1.「イーチ」の掛け声で図のように両眼球の上と骨との間に人差し指と中指の
二本を差し入れる。

2.「ニー」の掛け声で両眼球の下と骨との間に人差し指と中指の二本を差し入れる。

3.両肘を開き、「サーン」の掛け声で両中指の指先で目じりのところを差し入れる。

4.「シー」の掛け声で両中指の指先で目がしらに差し入れる。

5.目を一度開けてから目を閉じる「ゴー」の掛け声で、てのひらを頬にあて、
まぶたの上から眼球中央部を人差し指、中指、薬指で静かに押す。

1から5までを一回とし、回数は2回行う。

注意

  • 2回以上は行わないこと。

また、動画で見ると文章より分かりやすいですので参考にしてください。

目を六方向に動かす自彊術第十二動
眼球、毛様体筋、眼輪筋を刺激して眼精疲労を軽減

自彊術の基本思想に「身体が六方向に自在に動かせれば人は病気にならない
というものがあり、自彊術三十一動作はこの考えにより組み立てられています。

自彊術第十二動の目の運動はこの六方向を一つの動作で説明できます。

1.の動作では眼球は下方向に動かされます。
2.の動作では眼球は上方向に動かされます。
3.の動作では眼球は中心部方向に動かされます。
4.の動作では眼球は外方向に動かされます。
5.の動作では眼球は前後方向に動かされます。

5つの動作ですが5.で前後の二方向に動いていますので、六方向になります。

また、1から4の動作で外眼筋、5の動作でチン小帯を刺激していると考えられます。

下図参照

まとめ

目の疲れを解消するのに自彊術第十二動が効果的と紹介しました。実際、この体操
をして視力がよくなったという人の体験を聞くことも度々あります。残念ながら私
は視力の改善までは体験できていません。そのうち私にもそういった体験があると
いいのですが・・・・

目はデリケートな器官ですので、くれぐれも慎重に行ってください。さらに付け加
えますと、十二動に入る前に一から十一動を行って身体が適度に温まってからこの
デリケートな目の十二動をすることが大切です。やはり自彊術は順番も大切な要素
です。繰り返しになりますが、体操の効果をより得るためには教室で先生に習うこ
とをおすすめします。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

これからも自彊術を中心になるべくお金をかけないでできる健康情報を発信します
ので、よろしくお願いいたします。

参考文献

自彊術 中井房五郎著 大正五年発行

自彊術の解説と実験談 十文字大元著 大正十年発行

自彊術の真髄 十文字大元著 大正十四年発行

自彊術の医学 近藤芳朗著 平成九年発行

自彊術-その真髄と医学的効用 近藤芳朗著 平成十九年発行

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