自彊術

頭、目、鼻にかかわる悩みに効く!自彊術第十一動 
副鼻腔炎(蓄膿症)に悩まれている方必見

こんにちは、テイ坊です。

副鼻腔炎(蓄膿症)になると

  • 鼻詰まり
  • においを感じにくくなる
  • 呼吸がしにくい

といった症状だけでなく、ひどくなると

  • 目の奥が痛い
  • 頭痛がする
  • 奥歯が痛む

といった頭全体に不快な症状が出ます。

今回はそのような症状の改善に効果的な自彊術(じきょうじゅつ)第十一動を紹介します。

副鼻腔炎(蓄膿症)で悩まされている方に参考になる記事です。

それではよろしくお願いいたします。


頭、目、鼻にかかわる悩み、特に副鼻腔炎(蓄膿症)に効く自彊術第十一動

では、自彊術第十一動の方法を解説します。

(準備姿勢)頭を充分に後ろに傾ける。

1.軽く握った左手のコブシの、親指と人差し指の作る輪で、額を6回たたく。

2.同様に右手で6回たたく。

(注意)

  • たたく強さは頭に振動を感じる程度。
  • 手は固く握らないで親指と人差し指で輪を作る。(一度こぶしを握ってから緩める)
  • 第九、第十、第十一の3運動は続けて一気に行う。

    また、動画で見ると文章より分かりやすいですので参考にしてください。

頭全体の不快な症状になぜ自彊術第十一動が効果的か!文献から考察

今回は医学的になぜ自彊術第十一動が頭全体の症状、特に副鼻腔炎(蓄膿症)に有効か
断言できる根拠は見つかりませんでした。そこで、あくまでも一個人の考えで考察して
みました。

「自彊術の解説と実験談」という本には第十一動の効果についてこう書かれています。

「この運動は鼻及び目の神経に刺激を与え、同時に頭脳全部にも振動を与えるから
頭蓋骨の内部にうっ滞している血液の循環と、ガスの発散を促進する作用をする。
またこの運動を行えば鼻カタル、蓄膿症、肥厚性鼻炎等などにかかる恐れがなく、
鼻茸などは絶対出ぬ。もし出ている人でもこの自彊術を実習すると、敢えて外科的
施術を受けずとも、自然に治療されるのである。」

大正時代の本なので分かりにくい個所もありますが、なんとなく感じていただけれ
ば大丈夫です。

ここからは私個人の解釈ですが、頭、目、鼻に刺激を与えるこの体操は、三叉神経
を刺激して、バランスをとっているのかと考えました。もちろん根拠はありません
ので、参考程度に受け止めてください。

三叉神経の分布と支配領域の図を示します。

  • 第一領域・・・・眼神経(額、目、鼻梁などの知覚に関与)
  • 第二領域・・・・上顎神経(上顎、頬、上口唇などの知覚に関与)
  • 第三領域・・・・下顎神経(下顎、下口唇などの知覚に関与)

自彊術第十一動の効果のある場所と合致していると思いませんか?

もちろん三叉神経を刺激して、バランスを整えるだけでは説明しきれていませんし、
これが正しいかも分かりません。しかし、自彊術は完全に根拠が説明できない所が
多いですが、運動をすれば症状の改善がはかられる体操なのです。

まとめ


頭、目、鼻にかかわる悩み、特に副鼻腔炎(蓄膿症)に効果が期待できる自彊術
第十一動を紹介しました。

今回は根拠があいまいでしっかりと解説できなかったことをお詫びいたします。
しかし、自彊術を実施すれば効果は期待できます。

根拠も大切ですが、結果はもっと大切ですよね。

ここで、「自彊術の解説と実験談」で第十一動で書いてあることを紹介します。

「なほこれら各運動の医療的効果は単に、これら1,2種類の運動によってのみ
完全に得られるものでない、すでにしばしば述べたように、全部三十一動を通じ
て行った結果が、かかる効果をもたらすものであるから、実習者はくらぐれもこ
のことを忘れてはならぬ。」

このブログでは自彊術体操を一動作ごとに紹介していますが、自彊術は三十一の
動作を順番通りに全てすることが大切です。悩みのある所を改善したいがために
一つの体操を極端に多くしても良くありません。また、自分の身体の悩みに関係
がないからといって省くのも良くありません。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

これからも自彊術を中心になるべくお金をかけないでできる健康情報を発信します
ので、よろしくお願いいたします。


参考文献

自彊術 中井房五郎著 大正五年発行

自彊術の解説と実験談 十文字大元著 大正十年発行

自彊術の真髄 十文字大元著 大正十四年発行

自彊術の医学 近藤芳朗著 平成九年発行

自彊術-その真髄と医学的効用 近藤芳朗著 平成十九年発行

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