自彊術

自彊術第十動 
デスクワークによる疲労回復に効果的!首の血流がよくなり頭痛、首のこり、眼精疲労が改善

こんにちは、テイ坊です。

現代はデスクワークによるパソコン作業やスマホの長時間の使用など首を
前に傾ける時間が増えています!

その結果、頭痛首のこり眼精疲労などに悩まされる人は多いのでは?

今回はそのような症状の改善に効果的な自彊術第十動(じきょうじゅつだいじゅうどう)を紹介します。

なんか最近首や頭、目の調子が悪いなぁ~という方に参考になる記事です。

それではよろしくお願いいたします。

首から上の不快な症状に効く自彊術第十動

では、自彊術第十動の方法を解説します。

1.(準備姿勢)頭を前方にたおし首筋をのばし、左手の小指の外側を後頭部の
ぼんのくぼ」にあてておく。

2.左手の小指の外側で後頭部の「ぼんのくぼ」を1・2・3・4・5.6の掛け声で
6回連続してたたく。この時、肘を高く上げて後首と水平になるようにする。

3.右手で同じところを6回連続してたたく。

(注意)

号令6まで左右計12回

顔面に振動を感じる程度の強さでたたく

ぼんのくぼの位置は下図参照

※天柱と瘂門を結んだ横のラインが「ぼんのくぼ」の位置です。

また、動画で見ると文章より分かりやすいですので参考にしてください。

頭痛、首のこり、眼精疲労になぜ自彊術第十動が効果的か!2つのツボから考察

第十動でたたく位置は「ぼんのくぼ」です、この場所は後頭部の中心線上のうなじの
生え際のところで、骨が出っ張った下の部分です。

この位置には図で示した通り、「天柱(てんちゅう)」と「瘂門(あもん)」という
2つのツボがあります。それぞれの効果をあげますと

天柱(てんちゅう)

・精神疲労
・眼精疲労
・ストレス
・うつ病
・統合失調症
・自律神経失調症
・肝機能の働きを促進→肝機能低下による顔のむくみ
等に効果があります。

瘂門(あもん)

・頭痛
・眠気
・鼻水
・鼻血
・首こり
・髪のハリ、コシ
等に効果があります。

この2つのツボはたくさんの効果がありますね!しかし、ツボというものは鍼(ハリ)、
灸(きゅう)、棒、指などで刺激をするのが一般的な方法です。自彊術第十動は
手刀でたたいて刺激しています。これは私個人の考えですが、「ぼんのくぼ」は
解剖学的に脊髄(せきずい)から脳幹(のうかん)につながる所で、身体のとても
重要な部分で、強く打つと逆に失神するくらいの急所でもあります。そこを軽めの
刺激で首から頭までの血流がよくなり、長時間のデスクワークやスマホの使い過ぎ
による様々な症状に効果があると考えます。

<下図参照>

まとめ

頭痛首のこり眼精疲労自彊術第十動が効果的と紹介しました。

ネットが発達している現代、パソコン、タブレット、スマホを使わないわけには
いかないでしょう。だからこそ、身体全体をととのえる自彊術が必要なのです。

自彊術は大正時代に生まれました。しかし、その時代よりむしろ現代の方が自彊術
を必要としているように感じます。

自彊術は31の動作からなり、さらに順番も大事で、これらの体操をすることが一つ
の体操となるわけです。その結果、全身が整い人間の自然回復力が活性化し、健康
に自信が持てるようになります。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

これからも自彊術を中心になるべくお金をかけないでできる健康情報を発信します
ので、よろしくお願いいたします。

参考文献

自彊術 中井房五郎著 大正五年発行

自彊術の解説と実験談 十文字大元著 大正十年発行

自彊術の真髄 十文字大元著 大正十四年発行

自彊術の医学 近藤芳朗著 平成九年発行

自彊術-その真髄と医学的効用 近藤芳朗著 平成十九年発行

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